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第17回 茶の湯文化にふれる市民講座

テーマ「茶の湯における掛物」

「茶の湯における掛物」をテーマに3回の講座を開催いたしました。歴代家元の掛物の話、また数寄者の方々が掛物に寄せる想い、さらには茶の湯の歴史における茶掛の成立や変遷などについて講演いただきました。

2012年11月17日(土)

「茶掛けの書はなぜ尊重されるか」

名児耶 明 氏(五島美術館 学芸部長)

現在では、茶席の掛物として絵画より書の掛物の方が多いようです。しかし古い時代の茶席では、中国絵画がほとんどでした。そのうち次第に、墨跡が登場、さらに和歌も掛けられ、やがて一行書も多くなり茶人の書も一般的に掛けられていきます。そうした書の掛物の歴史を、茶掛けを中心にしてお話ししたいと思います。そして、書がわが国の文化を象徴するもので、日本人の美意識と深い関わりがあることにも触れたいと思います。

名児耶 明 氏 五島美術館 学芸部長名児耶 明 氏
五島美術館 学芸部長
主催 表千家北山会館、京都新聞
後援京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都市内博物館施設連絡協議会
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