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第19回 茶の湯文化にふれる市民講座

テーマ「茶の湯における棚と水指」

特別展の主題にもとづき、「茶の湯における棚と水指」をテーマに3回の講座が開催されました。建築史から見た棚の成立と変遷、家元の初釜で用いられる干支水指、歴代家元ゆかりの棚と水指についてお話しいただきました。

2014年11月15日(土)

「表千家歴代ゆかりの棚と水指」

渡辺 潤 氏(表千家同門会 理事)

茶の湯の世界では、棚の始まりは古く、禅僧が中国より持ち帰ったと伝えられる。
その棚は真台子と呼ばれ、畳幅を超える大きな道具である。利休の時代、四畳半を境として、小間と広間の区別をする。小間には棚を用いず、広間のみに棚を使用する。棚の種類は、おおまかに大棚と小棚に分けられ、大きさや形、木地や塗りなどで、時代を経て、様々な棚が生まれてきた。棚の上にのせる水指も、カネや焼き物など色々な材質、形が好まれ、多くの道具が伝来している。

渡辺 潤 氏 表千家同門会 理事渡辺 潤 氏
表千家同門会 理事
主催 表千家北山会館、京都新聞
後援京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都市内博物館施設連絡協議会
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