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少庵四百年忌 千家二代 少庵ゆかりの茶道具展
 -利休の継承とその時代-

主な展示道具

少庵好 丸釜 公用 少庵寄附文字入 与次郎作

少庵好 丸釜 公用 少庵寄附文字入 与次郎作

釜の形は尻張に近い丸釜です。釜の正面に「公用」、裏面に「少庵寄附」の文字が鋳込まれ、少庵が何処かの寺にでも寄附したものです。釜の肌は与次郎の特徴である焼抜肌で、鐶付は鬼面、モール蓋が添っています。同様の鋳込みのある切合せ釜で松平不昧公折紙のある品がある処を見ると、炉・風炉一双で出来たものではないでしょうか。
内箱は覚々斎で「少菴好丸釜 公用少庵寄附トアリ 宗旦所持也(花押)」、外箱は吸江斎で「公用少菴寄附ト 文字有丸釜与次郎作 覚々斎書付 宗旦所持トアリ(花押)」となっています。

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