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公開文化講座

2010年3月13日(土)

「逸話で読み解く茶の湯の歴史(その2)
 第1回 利休と戦国の武将たち」

生形 貴重 氏(千里金蘭大学 教授)

応仁の乱から長く続いた下剋上の時代は、織田信長・豊臣秀吉の登場で終焉を迎えます。下剋上を生き抜いた武将たちは、やがて下剋上の風潮に自ら終止符を打つために戦います。天下取りへの戦いは、下剋上の時代を生き抜いた武将たちにとっては、ある意味で自己否定の戦いでもありました。そのような状況で利休と出会った武将たちは利休の弟子衆となります。なぜなら利休の茶の湯の空間には、身分秩序を越えた「文化の下剋上」が生き続けていたからだと語られた。

生形 貴重 氏 千里金蘭大学 教授生形 貴重 氏
千里金蘭大学 教授
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