公開文化講座
「見なおそう茶室を(その5)
2012年5月26日(土)
「見なおそう茶室を(その5)
第2回 台目構えに秘められているもの」
中村 昌生 氏(京都工芸繊維大学 名誉教授)
台目畳に台目切に炉を切り、中柱を立て釣棚をしつらえた構成を台目構えと呼びます。もっとも草庵茶室らしい構えです。利休が初めて大坂屋敷の三畳半で試みたと伝えられます。やがてこの構えは目ざましく普及しました。多様な台目構えの活用に通底する意味を考えてみました。

京都工芸繊維大学 名誉教授