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公開文化講座

2014年7月25日(金)

「茶の湯の歴史(その8) 片桐石州と佐久間将監」

熊倉 功夫 氏(静岡文化芸術大学 学長)

江戸時代前期は、まだ大名や武士の間で茶の湯が盛んでした。なかでも小堀遠州のあと、柳営(幕府)の茶の湯と深く結ばれたのが片桐石州(かたぎりせきしゅう)です。その結果、全国の大名御茶堂の大部分が石州流に属すようになりました。一方、遠州に対抗して人気のあった茶人に佐久間将監(さくましょうげん)がいます。将監は寸松庵と称し、寛永時代に異風の茶をもって一世を風靡しました。この二人を中心に武家の茶の行方を探りました。

熊倉 功夫 氏 静岡文化芸術大学 学長熊倉 功夫 氏
静岡文化芸術大学 学長
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