2015年2月7日(土)

「生活文化の土壌 ―茶の湯を通して日本文化を考える― 」

村井 康彦 氏（国際日本文化研究センター 名誉教授）

若い時分から茶の湯に関心を持ったことから、日本文化の特質といったものを、いつも茶の湯をベースに考えてきた。その点で、文化の見方として偏っていたかも知れない、と思う反面、そのために本質を見失うことはなかったはずだ、という思いも強い。
それはなぜか―。
そのわけを、茶の湯が形成される過程で取り組んできた諸要素を、「もの」「ところ」「ひと」をキーワードに語っていただきました。それは日本文化における生活文化的要素を見出す作業となりました。