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公開文化講座

2016年2月27日(土)

「炉のツバキ、風炉のムクゲ
 ~花にまつわるよもやま話~

松谷 茂 氏(京都府立植物園 名誉園長、京都府立大学 客員教授)

約5,500年前、福井県の鳥浜貝塚遺跡から出土した赤漆塗りの櫛はヤブツバキ。 万葉の頃、紫色を染め上げるための媒染剤はヤブツバキの灰。
18世紀はじめヨーロッパに伝わった日本のツバキは、20世紀に「椿姫」として文学の世界に登場。
また、かなり昔に大陸から渡来したと言われるムクゲは、ツバキとともに茶花の代表に挙げられ今に至っていますが、両花には色や形が多彩でともに鑑賞価値が高い、との共通点があります。
文化史的側面も併せながら、花にまつわる話をしていただきました。

松谷 茂 氏 京都府立植物園 名誉園長、京都府立大学 客員教授松谷 茂 氏
京都府立植物園 名誉園長、京都府立大学 客員教授
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