茶道文化講座
2023年5月28日(日)
「伊達政宗 ―利休最後の弟子―」
生形 貴重 氏(千里金蘭大学名誉教授、不審菴文庫運営委員)
天正18年、豊臣秀吉の小田原攻めに遅参した伊達政宗は、「利休の弟子になりたい」という言葉で、秀吉から許されました。しかし、小田原では利休が病中のため、対面はかないませんでした。二人が対面したのは、翌年の2月4日、東北の一揆にかかわったという嫌疑をはらすための政宗上洛の折でした。その日から、利休の堺追放までの約一週間が、短い師弟交流の日々でした。政宗の戦国大名から数寄大名への変貌と、利休から学んだものは何かをお話します。

生形 貴重 氏