文字サイズ変更

「即中斎宗匠ゆかりの茶道具展」

主な展示道具

即中斎好 蟹ノ絵華甲釜 即中斎筆「華甲」ノ字 浄中作

即中斎好 蟹ノ絵華甲釜 即中斎筆「華甲」ノ字 浄中作

即中斎が還暦の時に好んだ釜です。華甲とは還暦の別称で、「華」の字を分解すると十の字6つと一の字になるところからその名があります。また「甲」の字は甲子(きのえね)のことです。この釜は鶴首に似た形状で、肌は芦屋風、鐶付は松毬、蓋は落ち込み蓋、撮みは南鐐製で細長い菊の形をしています。胴には即中斎の「華甲」の字と花押が鋳込まれています。その反対側の面には蟹の地紋があります。大西家14代浄中(1888~1960)最晩年の作です。

特別展「即中斎宗匠ゆかりの茶道具展」にもどる

このページの先頭へ