文字サイズ変更

家元に伝わる茶の湯の道具(四)
 表千家歴代ゆかりの茶入、茶器、茶杓」

主な展示道具

江岑宗左作 共筒茶杓 銘 須磨・明石

江岑宗左作 共筒茶杓 銘 須磨・明石

江岑が削った2本の茶杓で、筒に「須磨」、「明石」の銘および「左(花押)」と書付けている。この銘は『源氏物語』の「須磨」「明石」の帖から付けられたものであろう。江岑自筆の書状が添っており、堺に住む二人の茶人の求めに応じて削られたことがわかる。
須磨の箱の蓋の裏には8代啐斎が「江岑作茶杓 銘須磨 添状アリ(花押)」と書付け、明石の箱の蓋の裏には11代碌々斎が「江岑茶杓 明石 文添 左(花押)」と書付けている。

特別展「家元に伝わる茶の湯の道具(四)表千家歴代ゆかりの茶入、茶器、茶杓」にもどる

このページの先頭へ