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第16回 茶の湯文化にふれる市民講座

テーマ「茶の湯の四季-そのうつろいと趣向-」

温暖なモンスーン地帯に位置する日本は、豊かな自然とその四季折々の美しい変化に恵まれています。京都では四季のうつろいにあわせての行事や祭の中に、宮中から庶民までさまざまな暮しの楽しみをくりひろげてきました。
また茶の湯でも、季節の道具組や懐石、茶花などに趣向をこらす茶人の工夫や、名茶会の数々、さらに点前、作法など茶の湯の四季をめぐる話題はつきることがありません。
そうした四季のうつろいに添う京の文化と茶の湯を論じていただきました。

2011年11月12日(土)

「茶家の年中行事と四季」

菅田 健三 氏(表千家同門会 理事)

表千家家元の年中行事は年首の初釜に始まり、利休居士の遺徳を偲ぶ3月の利休忌、中興の祖、如心斎天然宗左を偲ぶ9月の天然忌が代表的行事です。
それとは別に、全国各地の社寺仏閣で奉仕する献茶式や二条城で春秋に催す市民茶会をはじめとする家元としての懸釜があります。また、少人数を家元にお招きしての茶事や稽古会があります。それぞれに主旨や趣は異なりますが、季節の道具を選び、しつらいに工夫を凝らすのが茶の湯です。
今回は四季のうつろいをどのように茶席にとり込み、楽しみとしてきたのか、その趣向をいろいろとお話ししていただきます。

菅田 健三 氏 表千家同門会 理事菅田 健三 氏
表千家同門会 理事
主催 表千家北山会館
後援京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都新聞、京都市内博物館施設連絡協議会、国民文化祭・京都2011
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