特別展
「茶の湯 家元の四季」
2011年10月22日(土) ~ 11月30日(水)
芭蕉が「四時を友とす」といったように、四季に変化する自然の姿は、私たちの目を楽しませ、心を豊かにさせてくれます。また日本人は、四季に寄りそうように祭礼や行事をもうけ、神仏に祈りをささげ、心身を整えてきました。
茶の湯はこうした四季のうつろいに伴う日本人の感性を最もよく表現してきました。家元では、暦の中に陽の気があらわれ、一陽来復といわれる11月を一足早い新たな年として口切の茶事などが開かれます。さらに年首の祝いには初釜、また春たけなわの桜、あるいは盛夏の祇園祭にあわせての茶の湯などがくりひろげられます。
四季折々の情趣を茶室に招きいれ、道具の取り合わせや懐石、さらにお菓子、茶花など、茶の湯の趣向が縦横に展開していきます。こうした四季のうつろいのなかの家元の茶の湯を、道具組や映像あるいは資料を通してご覧いただきました。

主な展示道具
後援 | 京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都新聞社、京都市内博物館施設連絡協議会、国民文化祭・京都2011 |
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