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開館30周年記念特別展 「わびと数寄―受け継がれる利休の心―」

特別展の見どころ

第1回 二つの茶碗 ―樂長次郎の黒茶碗と野々村仁清の色絵茶碗―

二つの茶碗 ―樂長次郎の黒茶碗と野々村仁清の色絵茶碗―

 (右)千利休所持 長次郎作 黒茶碗 銘 禿
 (左)重要文化財 色絵鱗波紋茶碗 野々村仁清作 北村美術館蔵

「茶聖 利休」
「画聖」として画家達が雪舟を手本とし、「俳聖」として俳人達が松尾芭蕉を手本としたように、「茶聖」として昔も今もあらゆる茶人達が手本としてきた利休。
数多くある茶の湯の流儀の殆どが、利休の息子や弟子達によって枝分かれしたもので、利休の「わび」の心とかたちを手本として、さまざまな茶の湯が展開されました。

利休の「わび」を象徴する道具として、50年毎の利休の年忌の茶事でのみ使用される利休秘蔵の黒樂茶碗 銘「禿(かむろ)」が家元から、「数寄」を象徴する道具として、利休の息子道安の流れを引きながら対象的に華やかな茶の湯を展開した金森宗和が好んだ名碗「色絵鱗波紋茶碗」が北村美術館から、それぞれ特別出品されます。

利休が完成させた「わび」とは何か?そしてどのように現代まで受け継がれてきたのか?
利休とそれを受け継いだ茶人達の心とかたちに迫ります。

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