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開館30周年記念特別展 「わびと数寄―受け継がれる利休の心―」

特別展の見どころ

第2回 受け継がれる利休の心

受け継がれる利休の心

随流斎筆 珠光「心の文」写

千利休は、古来から日本の風土で育まれてきた「和」の心を茶の湯の精神とし、人と人との心の交わりを重んじるわび茶を大成します。
利休の茶の湯は、千家を中心としつつ、大名・武士、禁裏・公家、町衆など、さまざまな人たちによって継承されることとなります。
そのなかで、茶の湯の諸流派が生まれ、また名物道具を珍重し型にとらわれない数寄の茶に親しむ人たちもふえて、茶の湯は豊かな広がりを見せていきます。
しかし、わびと数寄は、表現は異なっていても、その根底にあるものは利休から受け継がれた心そのものといえるでしょう。
この特別展では、茶人の人となりやことばにも注目しながら、わびと数寄の道具が語りかける利休の心を訪ねます。

特別展のポスター・リーフレットの背景は、写真の「心の文」写からとられています。特集連載「茶人のことばと人となり」第一回でこちらの文を詳しく紹介しております。

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