文字サイズ変更

「千家十職 茶の湯の木工と塗り物 細工」
 ~一閑張細工師・飛来家と指物師・駒澤家~

主な展示道具

錆塗張抜茶箱 11代一閑作

錆塗張抜茶箱 11代一閑作

茶箱内も全て11代一閑の作で、茶箱と言うより、茶籠でしょう。茶箱は張抜錆塗仕上げで、上蓋の外線を山道型にコヨリで縁取りしています。張抜で成型した茶碗は、漆と砥の粉を繰り合わせた手造りの樂茶碗です。黒樂は朱釉の入った幕釉茶碗を見事に造形してあり、赤樂の筒茶碗は、砂釉の特徴を巧みに表現しています。棗は黒平棗です。桜の木を素材の真塗仕上げ、茶器の中には漏斗状の中蓋が入っており、携行しても中の茶がこぼれない様に配慮されています。茶巾筒は張抜で布摺り仕上げ、茶筌筒は張抜で塗は根来風です。

特別展「茶の湯の木工と塗り物 細工 ~茶の湯工芸の伝統と創造~」にもどる

このページの先頭へ