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「千家十職 大西清右衛門家の釜と金工 ~茶の湯工芸の伝統と創造~

主な展示道具

撫肩釜 15代浄心作

撫肩釜 15代浄心作

ひかえめな形状に、大ぶりで写実的な海老の鐶付を大胆に配しています。触覚は長くゆるりと伸び、胴に沿って軽快な円を描いています。陰影の美しい利休鼠(ねずみ)の肌合いと、南鐐の撮を合わせた艶やかな唐銅蓋が美しく調和した釜です。海の翁ともいわれる海老は、はねる力強さからは躍進を、長い触角からは長寿を象徴する吉祥の意匠として尊ばれています。15代浄心(1924~2002)の作です。

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