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第13回 茶の湯文化にふれる市民講座

テーマ「茶の湯の竹工芸」

竹細工・柄杓師である黒田正玄家の歴代の作品を展示する特別展にあわせて、テーマを「茶の湯の竹工芸」といたしました。作り手の立場から見た竹、あるいは植物学的側面から見る竹の個性、また、茶の湯のなかにある竹の存在感や茶の湯の歴史に登場する竹の名物道具など、専門の方々をお招きして、いろいろな角度から竹工芸の世界を探求しようと企画いたしました。

2008年10月25日(土)

「竹を生業として四百年」

黒田 正玄 氏(千家十職 竹細工・柄杓師)

初代黒田正玄は関ヶ原の合戦で西軍の一武士として戦いののち、浪人となり瓜生山に居をかまえました。当時「天下一」の称号をもつ柄杓の名工一阿弥に手ほどきを受け、柄杓作りを生業としました。それより私で13代を数え、竹の茶道具制作を専一に400年続いています。
千家との関わりができたのは3代正玄の頃で、表千家6代 覚々斎宗匠の御用をすることになり、今に至っています。
今回、私共の家業である柄杓・茶杓・茶入などを中心に作り手からのお話をさせていただきます。

黒田 正玄 氏 千家十職 竹細工・柄杓師黒田 正玄 氏
千家十職 竹細工・柄杓師
主催 表千家北山会館、京都新聞社
後援京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、NHK京都放送局
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