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第17回 茶の湯文化にふれる市民講座

テーマ「茶の湯における掛物」

「茶の湯における掛物」をテーマに3回の講座を開催いたしました。歴代家元の掛物の話、また数寄者の方々が掛物に寄せる想い、さらには茶の湯の歴史における茶掛の成立や変遷などについて講演いただきました。

2012年11月3日(土)

「千家茶の湯における掛物の役割」

堀内 宗完 氏(表千家同門会 理事)

茶の湯における掛物はその日の主題とも言える重要な要素である。
唐物崇拝を起点に、禅との密接な関係を保ちながら、下京茶の湯の如きサロンとしての発展のなかに、連歌と場を同じくしながら、侘への展開を見せる。掛物も古きに拘泥することなく、時代に応じて変化する。
日本の住居環境の変化とともに床の間も忘れ去られんとしている。床の間への思いやり、毎日掛物をあらためて花を生ける日常の中に情緒豊かな日本の伝統を再構築したい。

堀内 宗完 氏 表千家同門会 理事堀内 宗完 氏
表千家同門会 理事
主催 表千家北山会館、京都新聞
後援京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都市内博物館施設連絡協議会
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