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開館30周年記念特別展 「わびと数寄―受け継がれる利休の心―」

特別展の見どころ

第6回 近代茶の湯の幕明け ―明治天皇への献茶―

明治天皇 碌々斎献茶道具 三井記念美術館蔵

徳川幕府による武家社会の終焉により、明治時代に茶の湯の世界で武家に代わって台頭したのが「近代数寄者」と呼ばれる財界人達でした。
江戸時代より表千家における数寄者の筆頭格にあった三井家の執り成しで実現したのが、11代家元碌々斎による京都御所での明治天皇への献茶でした。
「わびと数寄」の新たなかたちの誕生。その象徴となった明治天皇への献茶道具が今回、東京の三井記念美術館より特別に出品されます。
例年、秋には京都御所の特別公開も開催されます(本年は11月27日~12月1日予定)。 そうした機会と合わせてぜひ、日本の茶の湯の歴史、ひいては日本文化の歴史が凝縮された道具組を御覧ください。

会期中、茶の湯文化にふれる市民講座を計3回開催いたします。
10月19日(土)「わびと数寄―松平不昧を中心に―」
11月30日(土)「わびと数寄―近代数寄者・松永耳庵を中心に―」木下收氏(北村美術館館長)
11月3日(日・祝)「茶の湯の趣向と心」熊倉功夫氏(MIHO MUSEUM館長)
ぜひご参加ください。

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