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開館30周年記念特別展 「わびと数寄―受け継がれる利休の心―」

特別展の見どころ

第7回 数寄の茶


四君子苑 看大の間

四君子苑 露地

今回の特別展の大きな見どころの一つ、数寄の茶についてご紹介します。
本展で特別協力をしてくださっている北村美術館からは、前期・後期あわせて37点もの数寄の道具が出品されます。
わび茶が成立する以前の重要な道具、利休の時代の道具、さらにはそれ以降の大名や公家に由緒をもつ道具、そして近代・・・。
それらの道具を一覧することで、日本人の心や美意識がどのように生まれ、伝えられてきたのかを訪ねることができるでしょう。
そして、数寄の茶の歴史を辿ることで、利休の茶が大成された背景や利休の心が今日に受け継がれてきた意味もきっと照らし出されると思います。

北村美術館では、10月29日まで、仁清作色絵鱗波紋茶碗が展示されております。
11月1日からは北山会館で特別展出品されますが、ぜひいち早くご覧になってください。
現在、「茜雲展」と題して、北村謹次郎翁が愛蔵した道具の数々が展示されております。

さらに、北村美術館では、今回の北山会館特別展を記念して、「四君子苑特別見学」を開催していただきます。
北山会館と北村美術館で数々の道具をご覧になり、それらが実際に使われて来た小間「珍散蓮」と広間「看大の席」に座り、数寄を凝らした茶庭を眺め、名だたる茶人たちが心を交わし合ったシーンを髣髴としてみてはいかがでしょうか。

会期 10月18日(金)・19日(土)・20日(日)の3日間
申込期限 9月20日(金)

両館では、皆様のご来館を心よりお待ち申しあげております。

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