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「200年遠忌記念 啐啄斎ゆかりの茶道具」

主な展示道具

啐啄斎手造 赤茶碗 銘 慈童

啐啄斎手造 赤茶碗 銘 慈童

啐啄斎手造の赤樂の茶碗で、「慈童」の銘があります。小振りの茶碗で、9代了々斎が箱に茶箱入と書いています。一時、茶箱にとり込んで使われた茶碗であったのかもしれません。全体的に穏やかな作ぶりで、美しい火変わりが見られます。
また、銘の「慈童」は、中国の周時代の伝説によるものだといわれています。王の侍童だった慈童は、あるとき誤って王の枕をまたぎ、流罪にされてしまいます。この慈童が、その地で菊の露を飲んで不老不死になったという伝説です。

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