特別展
「吸江斎・碌々斎ゆかりの茶道具展」
2009年5月14日(木) ~ 6月21日(日)
明治維新をはさんで前後80年間が10代家元吸江斎、11代家元碌々斎の時代です。平成21年は、吸江斎の150年遠忌、碌々斎の100年遠忌の年でした。両宗匠ゆかりの道具を通して、両宗匠の時代の茶の湯にふれていただける機会になればと願い、特別展を開催いたしました。
吸江斎は9代家元了々斎の弟、久田皓々斎宗也の息男として文政元年(1818)に生まれます。幼くして千家に入り、家元を襲名し、その後、紀州徳川家10代治宝侯より皆伝を受けました。38歳で子息碌々斎に代を譲り隠居号宗旦を名乗り、43歳でその生涯をとじました。
碌々斎は天保8年(1837)に生まれ、19歳で宗左を継ぎます。幕末・明治維新の混沌とした世情の中で茶の湯も苦難の道を歩むこととなりますが、碌々斎は漸次茶道の復興に尽力しました。56歳で隠居して父同様宗旦を名乗り、74歳で生涯を終えました。
主な展示道具
主催 | 表千家北山会館 |
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後援 | 京都新聞社 |