第10回 茶の湯文化にふれる市民講座
テーマ「わびの塗り物と木工」
千家十職の中に一閑張細工を専門とする飛来家と木工の指物を専門とする駒澤家があります。紙に漆を塗る独特の一閑張は千宗旦の推奨するところとなり、一閑張細工師・飛来家が誕生しました。駒澤家は京指物の家で歴代の中では4代にあたる利斎が6代家元・覚々斎と親しく、その好み物を製作して千家との関係が一段と深まりました。
今回は、飛来家の一閑張細工、駒澤家の指物の歴代の作品とその製作過程を展示する特別展にあわせて、漆と木工の世界を幅広く取り上げました。
2005年10月29日(土)
「茶の湯の中の指物と一閑張」
貫名 義隆 氏(表千家)
「すっきり」と清々しい木地の美。棚や箱などに多く用いられ、桐・杉・檜、それぞれに表情をもって茶の湯の中に登場します。
「ざっくり」したヘギ目に紙を張り、漆を塗った一閑張。漆と薄い紙を通して感じられる木目や紙の風合。対極的な美についてお話しいただきました。
貫名 義隆 氏
表千家
表千家
主催 | 表千家北山会館、京都新聞社 |
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後援 | 京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、NHK京都放送局 |