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第12回 茶の湯文化にふれる市民講座

テーマ「元伯宗旦~生涯と茶の湯~」

千利休の孫で表千家3代家元、元伯宗旦の350年遠忌を記念し開催された。元伯宗旦の手紙を中心とした特別展「元伯宗旦展」にあわせて、宗旦の人物、交友、道具、茶室、逸話など、いろいろの面から宗旦の茶の湯にせまる市民講座を開催いたしました。

2007年10月13日(土)

「元伯宗旦の生涯と茶の湯」

熊倉 功夫 氏(林原美術館 館長)

元伯宗旦は父少庵とともに千家の再興を許されますが新しい幕府体制のもとで、千家の茶道をいかに伝えていくか、大変な困難と向かいあいます。一方で利休居士のわび茶を深めつつ、その子達の将来の安定を求め、手だてをつくした様子は、息、江岑宗左宛の手紙によくあらわれます。晩年、千家の確立を見届けたのちは、3人の息子の他にも、娘婿の久田宗利や孫婿の中村八兵衛など家族、親族とともに茶の湯を楽しむ日々を過ごしています。こうした宗旦の一生と茶の湯を宗旦文書や江岑茶会記からふりかえっていただきました。

熊倉 功夫 氏 林原美術館 館長熊倉 功夫 氏
林原美術館 館長
主催 表千家北山会館
後援京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都新聞社、NHK京都放送局
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