第12回 茶の湯文化にふれる市民講座
生形 貴重 氏
千里金蘭大学 教授
テーマ「元伯宗旦~生涯と茶の湯~」
千利休の孫で表千家3代家元、元伯宗旦の350年遠忌を記念し開催された。元伯宗旦の手紙を中心とした特別展「元伯宗旦展」にあわせて、宗旦の人物、交友、道具、茶室、逸話など、いろいろの面から宗旦の茶の湯にせまる市民講座を開催いたしました。
2007年10月27日(土)
「宗旦の逸話をめぐって ~その背景と意義~」
生形 貴重 氏(千里金蘭大学 教授)
利休自刃の後、千家の再興と利休のわび茶の伝承のために、宗旦はその生涯を費やして努力しました。しかし、その背景には、豊臣政権から徳川政権に変わる社会的な動きと、父少庵の死去・経済的な苦しさと永年の病気との闘いという前半生の苦しみがありました。
その苦労を克服して、宗旦は江岑を紀州に仕官させ、世の中が大名茶・武家の茶に傾くなかで、千家の流れの茶を復活します。宗旦の数々の逸話をめぐって、その背景・意義をお話しいただきました。

千里金蘭大学 教授
主催 | 表千家北山会館 |
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後援 | 京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都新聞社、NHK京都放送局 |