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第12回 茶の湯文化にふれる市民講座

テーマ「元伯宗旦~生涯と茶の湯~」

千利休の孫で表千家3代家元、元伯宗旦の350年遠忌を記念し開催された。元伯宗旦の手紙を中心とした特別展「元伯宗旦展」にあわせて、宗旦の人物、交友、道具、茶室、逸話など、いろいろの面から宗旦の茶の湯にせまる市民講座を開催いたしました。

2007年11月10日(土)

「宗旦と茶室」

中村 昌生 氏(京都工芸繊維大学 名誉教授)

宗旦は侘茶の究極の世界を生みだした。それがなぜ「床なしの一畳半」になったのか、宗旦の手紙のなかからその真意を聴きだすことができる。
正保3年に隠居して裏に建てた隠居家の間取図を書きのこしている。そこには二畳敷の茶室を建てた。金閣寺の鳳林和尚や奈良の松屋が招かれた時の記録とあわせて、この二畳の実像を明らかにしたい。また老後の宗旦の創意工夫が、のちの不審菴にうけ継がれていることなども紹介された。

中村 昌生 氏 京都工芸繊維大学 名誉教授中村 昌生 氏
京都工芸繊維大学 名誉教授
主催 表千家北山会館
後援京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都新聞社、NHK京都放送局
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