文字サイズ変更

第12回 茶の湯文化にふれる市民講座

テーマ「元伯宗旦~生涯と茶の湯~」

千利休の孫で表千家3代家元、元伯宗旦の350年遠忌を記念し開催された。元伯宗旦の手紙を中心とした特別展「元伯宗旦展」にあわせて、宗旦の人物、交友、道具、茶室、逸話など、いろいろの面から宗旦の茶の湯にせまる市民講座を開催いたしました。

2007年12月8日(土)

「千宗旦の茶具」

林屋 晴三 氏(東京国立博物館 名誉館員)

宗旦文書は宗旦を中心とする千家の茶の湯を考察する上で、第一級の資料である。その大半が江岑宗左宛の手紙で、江岑は尊父からの手紙をよく保存していたと思う。その宗旦文書を参考に利休、宗旦の茶道具観を考察し、利休のわび数寄の茶を一段と深めた宗旦の道具、また江岑文書の上梓により、宗旦と時代の茶会とのかかわりも興味深く、それらについても触れていただいた。

林屋 晴三 氏 東京国立博物館 名誉館員林屋 晴三 氏
東京国立博物館 名誉館員
主催 表千家北山会館
後援京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都新聞社、NHK京都放送局
このページの先頭へ