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第12回 茶の湯文化にふれる市民講座

テーマ「元伯宗旦~生涯と茶の湯~」

千利休の孫で表千家3代家元、元伯宗旦の350年遠忌を記念し開催された。元伯宗旦の手紙を中心とした特別展「元伯宗旦展」にあわせて、宗旦の人物、交友、道具、茶室、逸話など、いろいろの面から宗旦の茶の湯にせまる市民講座を開催いたしました。

2007年11月24日(土)

「宗旦の禅」

堀内 宗心 氏(表千家)

宗旦は、10歳を過ぎる頃から大徳寺春屋和尚の喝食として、寺務をつとめるかたわら、和尚から漢詩の指導を受け宗旦の詩に対して和尚から返された和韻の詩が、和尚の語録『一黙稿』の中にしばしば散見することが出来ます。
宗旦は、比較的若くして千家に帰り、不審菴をついでいますが、その師、春屋和尚や玉舟和尚への尊崇の念は厚く、宗旦の書翰の中からもその様子を伺い知ることが出来ます。宗旦による茶の湯のわび化、簡素化の中には、その禅による影響が大きいと思われると語られた。

堀内 宗心 氏 表千家堀内 宗心 氏
表千家
主催 表千家北山会館
後援京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都新聞社、NHK京都放送局
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