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三千家のはじまり
 江岑宗左と千家茶道の確立」

主な展示道具

元伯筆 家屋敷譲状、江岑筆 書置

元伯筆 家屋敷譲状、江岑筆 書置

正保3年(1646)、元伯宗旦は千家の家督を江岑宗左に譲り、自身は屋敷の北側十六間四方に隠居屋敷を建てて移り住んだ。この「譲状」はその折に元伯によって認められたものである。元伯の隠居屋敷は、のちに仙叟宗室に譲られ、裏千家今日庵の母体となった。
元伯の「譲状」は、寛文10年(1670)に江岑が認めた「書置」と張り継がれて一巻に表具されている。江岑の「書置」は、春沢宗晃と一渓宗什に宛てたもので、宗守(一翁)と宗室(仙叟)の名も記されており、江岑が大徳寺の和尚方と兄弟に後見を託したことがわかる。

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