「三千家のはじまり
江岑宗左と千家茶道の確立」
主な展示道具
瀬戸米市茶入

江岑が箱の蓋の裏に「米市 石見殿より拝領也 左(花押)」と記しており、石見殿(片桐石州、1605~73)より拝領した茶入である。米市は、小堀遠州(1579~1647)が茶入の形が緩やかに引き締まった米俵に見えることと、狂言の「米市」に登場する俵とを結びつけて、命銘したと伝わっている。「縫ノ切」と「白地古金襴」の二つの袋がそっている。
江岑が箱の蓋の裏に「米市 石見殿より拝領也 左(花押)」と記しており、石見殿(片桐石州、1605~73)より拝領した茶入である。米市は、小堀遠州(1579~1647)が茶入の形が緩やかに引き締まった米俵に見えることと、狂言の「米市」に登場する俵とを結びつけて、命銘したと伝わっている。「縫ノ切」と「白地古金襴」の二つの袋がそっている。